Google マップ(Google Maps)の位置情報履歴を停止する方法 自分の移動記録が残らないようにする
はじめに
スマートフォンでGoogle マップを使っていると、自分の行った場所や移動の記録が自動的に残されていることをご存じでしょうか。この「位置情報履歴」は、後からお店を探すのに役立つこともありますが、自分の行動が記録されていることに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、Google マップが記録している位置情報履歴を停止し、プライバシーを守るための設定方法を、一つずつ丁寧にご説明します。自分の大切な情報がどこまで公開されているのか、誰に見られているのかがよく分からないという方も、この手順に沿って設定することで、安心してGoogle マップをご利用いただけるようになります。
Google マップの位置情報履歴を停止する方法
ここからは、Google マップの位置情報履歴を停止する具体的な手順を、スマートフォンでの操作を例に解説します。
ステップ1:Google マップアプリを開く
まず、スマートフォンの画面にある「Google マップ」のアイコンを探して、タップしてください。アイコンは、地図の絵にピンが刺さっているようなデザインです。
ステップ2:自分のアカウントアイコンをタップする
Google マップの画面が開いたら、画面の右上にある、ご自身の顔写真やイニシャルが表示されている丸いアイコンをタップしてください。
ステップ3:「Google アカウントを管理」を選ぶ
表示されたメニューの中から、「Google アカウントを管理」という項目を探してタップします。この項目をタップすると、ご自身のGoogleアカウントに関するさまざまな設定ができる画面に移動します。
ステップ4:「データとプライバシー」を選ぶ
「Google アカウント」の画面に移動したら、画面の上部に並んでいる項目を指で左右にスライドさせ、「データとプライバシー」という項目を探してタップしてください。
ステップ5:「ロケーション履歴」を探してタップする
「データとプライバシー」の画面を下にスクロールしていくと、「履歴の設定」というグループの中に「ロケーション履歴」という項目があります。この項目をタップしてください。
ステップ6:ロケーション履歴を「オフ」にする
「ロケーション履歴」の画面が開いたら、「ロケーション履歴」の横にあるスイッチ(ボタン)を確認してください。このスイッチが青色など、オンになっていることを示す色の場合、履歴が記録されている状態です。
スイッチをタップして、オフの状態(灰色など)に切り替えてください。
ステップ7:一時停止の確認をする
スイッチをオフにすると、「ロケーション履歴を一時停止しますか?」という確認の画面が表示されることがあります。内容をよくご確認いただき、問題がなければ、画面の右下にある「一時停止」というボタンをタップしてください。
これで、Google マップによる位置情報履歴の記録が停止されます。
設定後の確認と注意点
- 過去の履歴について: この設定は、今後の位置情報履歴の記録を停止するものです。過去に記録された履歴は、この設定だけでは消えません。過去の履歴を削除したい場合は、別途「Google アクティビティ」の画面から削除する必要がありますが、今回は今後の記録停止に絞ってご説明いたしました。
- 位置情報の利用について: この設定をオフにしても、Google マップが現在地を表示したり、道案内をしたりするための「位置情報サービス」の機能自体が停止されるわけではありません。スマートフォンの「位置情報」がオンになっていれば、Google マップは引き続き現在の場所を把握して、地図を表示することができます。停止されるのは、その「移動の記録」がGoogleアカウントに保存されなくなる点です。
- 他のGoogleサービス: ロケーション履歴を停止しても、他のGoogleサービス(例えばGoogle フォトなど)で位置情報が使われる設定は、それぞれ個別に確認する必要があります。
まとめ
この記事では、Google マップによる位置情報履歴の記録を停止する方法を、ステップごとに詳しくご紹介いたしました。
この設定を行うことで、ご自身の移動の記録がGoogleアカウントに保存されなくなり、プライバシーをより保護することができます。スマートフォンの設定は少し複雑に感じるかもしれませんが、この記事の手順に沿って進めることで、きっと安心してアプリを使えるようになるはずです。
ご自身のプライバシーを守るために、ぜひ一度設定を見直してみてください。